アンコールワットはカンボジアにある世界最大の宗教的モニュメントのお寺です。その並外れたスケールと細工されたお寺はまさに圧巻です。世界遺産であるアンコールワットは多くの旅行者の注目を集めています。そこで今回はそのアンコールワットの歴史、意味や特徴などについて紹介していきます。
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アンコールワットとは?
アンコールワットはスーリヤヴァルマン2世によって建造されたメル山を表すヒンドゥー教の神々の住処とされています。このお寺はカンボジアの心であり魂であり、強い国の誇りでもあります。ほかのアンコールのモニュメントとは違い、このアンコールワットは建造以来ずっと破壊されずに使われ続けています。
アンコールワットの特徴
西は死の方向の象徴とされており、学者たちの研究の結果、アンコールワットは最初はお墓として存在していたことがわかりました。この考えは壮大なお寺のレリーフが反時計回りの順番で見られるようにデザインされており、この習慣が古代ヒンドゥー教のお葬式での儀式のしきたりであったことから、アンコールワットがお墓として建てられたことが裏付けされました。
しかしながらヴィシュヌがよく西と関連付けられていたため、今ではアンコールワットがお寺でありスーリヤヴァルマンのお墓の両方の目的で建てられたとされています。
アンコールワットは3000以上の美しい壁に掘られた彫刻で有名です。それら1つ1つがユニークで特徴があり、37種類もの髪形を見ることができます。多くの非常に美しい彫刻たちは1980年代の修復時の化学的ダメージで傷ついてしまいましたがドイツアプサラ修復プロジェクトチームによって復元されました。
アンコールワットはほかのアンコールのモニュメントのように神秘的な世界をミニチュアで再現します。中央のタワーはメル山をその周辺の山頂とともにあらわし、それと隣接している中庭は大陸を表し、周りの濠は海を象徴しています。7つ頭のナガは神の住処への架け橋として象徴的な虹の橋を表現しています。
美しい彫刻
ここアンコールワットを訪れる人たちはその印象的な威厳に目を奪われます。彫刻の驚くべきはなやかな細部の装飾は圧巻です。これらの寺の中央から800メートルも続く複雑なレリーフは歴史上の出来事や神話の物語をもとに彫刻されました。
どのようにしてアンコールワットは建てられたのか
アンコールワットの建設につかわれた砂のブロックはPHNOM KULENと呼ばれる50キロも離れた神聖な山から川を使い下流に流すことで運ばれました。アンコールワットの建設にはなんと約300000人の人と6000頭のゾウが使われたといわれていますがそれでもこのアンコールワットは完全には完成しませんでした。
アンコールワットの濠は190メートルの幅があり、そのほりが作る長方形の大きさはなんと1.5キロ×1.3キロにもなります。外壁は1025メートル×800メートルの長方形でそれぞれのサイドに門が設けられています。
しかしメインゲートは西にあり、それは235メートルの贅沢に彫刻などによって装飾されたポーチです。アンコールワットのメイン通りは475メートルの長さがあり、横幅は9.5メートルになります。この道はメインエントランスから中央のお寺までをつないでいます。
アンコールワットでのルール
観光客はアンコールワットに入る際にしとやかで落ち着いた服装をすることがもとめられ、アンコールワットの最上階に行く際には上腕がカバーされ、ズボンはひざより下なことが必須で、この条件を見たしていなければ、この最上階に入ることは許されません。
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