海外旅行ガイド

ため息が出るほど美しい!世界の美しすぎる教会10選

世界には人々が救いを求めて祈りを捧げに訪れる教会がたくさんあります。美しいステンドクラスから降り注ぐ神秘的な光は、心の底からの安らぎを与えてくれます。今回は、静寂に包まれた美しい教会で祈りを捧げたい方におすすめの、「世界の美しすぎる教会」を10スポット集めてみました。歴史ある教会から、近年にできた教会までランダムに選んでいます。神々しく威厳に満ちた世界の美しい教会に訪れてみませんか?

スポンサードリンク

湖に浮かぶバロック様式の教会「聖母被昇天教会」(スロベニア)


ユリスケアルプス山麓に位置する、「アルプスの瞳」と呼ばれるブレッド湖の小島に佇む教会です。創建は8~9世紀ですが、白い塔を持つ現在の建物は17世紀に建てられたもの。教会内には15世紀のフレスコ画が残っています。また、「鐘を鳴らすと願いが叶う」という伝説の鐘が残っており、観光客からも人気となっています。


かつてこの島には、スラブ民族が信仰するシヴァ神の神殿がありました。ここにあった聖マリア教会が愛の聖地となり、多くのカップルが結婚式を挙げるようになったようです。教会にある98段の階段に、新婦を担いで登る風習が現在も残っています。

ステンドグラスの美しさは圧巻「サント・シャペル教会」(フランス)


パリ発祥の地といわれるシテ島にある教会。ルイ9世の命により1248年に建てられた教会で、パリ最古のステンドグラスがあることで有名です。1階は、柱のアーチと青い天井、ステンドグラスの共演が見られます。


螺旋状の階段を上った2階には、パリ最古といわれるステンドグラスがあり、創世記からキリスト復活までの聖書に書かれた1134の場面が描かれています。太陽の光によって七変化するステンドグラスの美しさは、訪れた人しか味わえません。また教会内で行われる、夜のクラシック・コンサートも日時が合えばぜひ。

近代に建てられた古典的な教会「血の上の救世主教会」(ロシア)


ロシア屈指の観光都市サンクトペテルブルクにある教会です。正式名称は「ハリストス復活大聖堂」。中世ロシア建築の象徴ともいえるカラフルな玉ねぎ頭が乗った、キュートな教会です。内部もロシアっぽく装飾されており、無数の豪華なモザイク画が、宗教的空間をひときわ神秘的に彩っています。青と緑の寒色系の玉ねぎ頭を有する教会は、格好の萌えスポットです。


こんな素晴らしい教会に実は血塗られた歴史が眠っているんです。1881年、当時のロシア皇帝アレクサンドル2世が、テロリストが投げた爆弾で暗殺されてしまったこと。この事件を悲しんだ息子が、その跡地に建立したため「血の上の救世主教会」と呼称がつけられました。ロシア革命の勃発や世界大戦中にはじゃがいも倉庫や霊安室として利用されていたとか。現在は歴史的建造物として大切に保存され、教会ではなく博物館となっています。

まるでスペースシャトル?!世界一奇妙な建物「ハットルグリムス教会」(アイスランド)


アイスランドに来たら絶対に見たい観光スポット。奇妙なスタイルから、世界中のトラベラーから注目されている教会です。寒さをしのぐのに最適なコンクリート造りの教会は、計画から完成まで41年もの年月をかけて建てられています。高さ70mの小塔は、首都レイキャヴィークはもちろん国内で最も高い建築物です。展望台からは、レイキャヴィークの街全体を見渡せます。


シンプルなゴシック風の教会内は、細長い窓から神々しい光が差し込む癒しの空間。ステンレス製の巨大なパイプオルガンは見たいもの。教会の前に堂々と立つ像は、10世紀末に北米大陸に到達したヴァイキングの「レイフ・エリクソン」です。ぜひ、スペースシャトルのような風貌の教会とコラボで写真を撮ってみてはいかがでしょう。

北米最大級の豪華絢爛な教会「ノートルダム聖堂」(カナダ)


カナダモントリオールの旧市街地に堂々と立つノートルダム聖堂。実は、カナダ出身の歌姫セリーヌディオンが結婚式を挙げた教会です。1642年に創建し、現在の建物は1829年に建てられました。1840年に完成した2本の塔は、節制と忍耐の意味を込めて建てられています。ネオ・ゴシックの教会は夜が見物。塔や建物の1階がブルーのライトに染まる夜は、幻想的で見応えがあります。


内部のコバルトブルーの光に照らされた金の祭壇は華美で見応えがあります。天井部は濃い青に金の星で装飾され、木製の彫刻作品や宗教彫像が立ち並ぶ姿は荘厳の一言。ステンドグラスには聖書ではなく、モントリオールの宗教的な歴史が描かれています。また、7000本のパイプを有したカナダ製のパイプオルガンも必見です。

教会だって木組み!リンブルク大聖堂(ドイツ)


ドイツの建物といって思い浮かべるのは木組みの家並みでしょう。かつてリンブルクの町は、フランクフルトとケルンを結ぶ要所でしたが、戦火を逃れた木組みの街並みが美しいことで有名です。その街並みと上手く調和したリンブルク大聖堂の、白に赤い木枠が女子ウケ間違いなしのルックス。ドイツいや世界を代表するゴシック建築の「ケルン大聖堂」の荘厳な外観とは全く異なった見栄えですが、なんだか愛着のある風貌です。


素朴な印象の内部には高い天井があり、上部から温かみのある自然光が降り注いでいます。ロマネスクとゴシック様式が混在しているところも見どころ。13世紀のフレスコ画は見るべきスポットです。キリストをはじめ聖ゲオルグや聖ニコラウスなどが描かれています。また、ラーン川にかかる橋から見る、大聖堂は絶景の一言です。

この世のものとは思えない美しさ!「聖マリア大聖堂」(ポーランド)


世界遺産の「クラクフ歴史地区」の中枢とされる中央広場に面して立つ、ブリック・ゴシック様式の教会。「ポーランドで一番美しい教会」といわれています。創建は1222年ですが、14世紀半ばに立て直されており、中世ポーランドゴシックの代表建築とされています。


内部の美しさは言葉を失うほど。ステンドグラスや壁画、天井まで、全てが豪華で色彩も美しく細かな装飾も見物です。中央正面には国宝のヴィオレットストウオシ聖壇があり、聖母マリアにまつわる場面がいくつも描かれています。ドイツを代表する木彫芸術家ファイト・シュトースよって12年かけて作られており、13mの高さはヨーロッパで2番目の木造彫刻です。古くからの習慣で、現在も1時間に1度ラッパを吹いて時を知らせてくれるのでこちらもぜひ。

新しい都市ブラジリアの象徴「カテドラル メトロポリターナ」(ブラジル)


1950年の新都市ブラジリア建設で、主要な建物の設計を担当したオスカー・ニーマイヤーの作品。大聖堂というより、近未来の建築物というべき美しい姿をしています。この異彩を放つ外観には、美しい曲線を描くスタイリッシュなフォルムが目をひく16本の白い支柱が建物を囲んでいます。これは、祈る手をモチーフにしたものです。


また、その支柱の間には白と緑と青色のステンドグラスがあり、外からも中からもモダンな美しさを見せつけています。また、入口の4使徒の像と天井からつるされている天使は、アルフレッド・セシアッティによって造られたものです。

ハンガリーの歴史に翻弄された教会「マーチャーシュ教会」


ブタペストの王宮の丘に位置する、エレガントという言葉がピッタリの教会です。外観のアンバランスな美しさも魅力で、一歩中に入ると厳かな雰囲気が漂っています。11世紀に教会が建てられるもモンゴルの侵略で破壊。13世紀の後半に再建されました。16世紀にオスマン帝国に占領された150年間はモスクとして使われ、1699年に支配が終わり教会に戻されました。その後教会として改修されたのは19世紀末でした。


世界大戦などの戦火に合い大きな傷跡を残しましたが放置され、2006年から7年かけてやっと大規模な修復がなされました。唐草模様や幾何学模様が描かれたフレスコ画や装飾の美しさに加え音響のよさも抜群とか。ここでフランツ・ヨーゼフ夫妻が戴冠式を受けました。その妻でハンガリーで大変人気のある美貌の持ち主「皇妃エリザベート」の像も置かれています。

大胆と静寂が混在したル・コルビュジエの傑作「ロンシャンの礼拝堂」


近代建築家の巨匠ル・コルビュジエの名前を知らない人はいないのでは?彼が設計した礼拝堂です。正式名所は「ノートルダム・デュ・オー礼拝堂」。飛行機の翼をイメージしたコンテンポラリーな外観に色を添えるシェル構造のうねった屋根が印象的。山の上に位置しており、自然に囲まれた周辺環境との調和も魅力。建物は外観から静寂を感じさせています。


分厚い白壁で覆われた内部もデザイナブルで、光の取り込み方も独特です。南側にある回転扉には、ル・コルビュジエが描いたエナメルの絵画があります。どこを切りとっても絵になる、ル・コルビュジエの傑作を見に訪れてみませんか?

まとめ


歴史あるものからコンテンポラリーな教会まで、ランダムに選んでいました。もうすぐ完成するかも?の、スペインにあるサグラダファミリアも見てみたいものです。ぜひ、神秘的で美しい教会に訪れてみてくださいね!

スポンサードリンク