世界の歴史・文化

世界中の人々が感動する冬の風物詩!クリスマスマーケットってどんなもの?

今年もやってきました!!ウキウキ!ワクワク!心が踊りだすクリスマスシーズン!煌めくイルミネーションに彩られ、街中がパッと華やかに輝きます。今回は、冬の風物詩「クリスマスマーケット」についてご紹介します。

 

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クリスマスマーケットとは?

 

クリスマスマーケットは、ドイツやオーストリアなど北ヨーロッパが有名ですね。クリスマスマーケットの歴史は古く、クリスマス前の冬市が起源。発祥はドイツといわれています。ヨーロッパのクリスマスは、11月最終の日曜日に、1本のロウソクに火を灯すことからが始まりです。

 

ほとんどのクリスマスマーケットは、11月末ごろ~12月下旬まで開催されます。広場や聖堂などがイルミネーションで装飾され、ロマンティックな場所へと変身。大きな広場には、クリスマスタワーが登場し、人々にクリスマスシーズンの到来を知らせているかのようです。

 

 

屋台ではクリスマスに関する食べ物や飾りもの、おもちゃなどがところ狭しと並び、華やかに彩られロマンティック一色に染まります。ヨーロッパ各地ではアドヴェント(待降節)というクリスマスを迎える準備期間中から、大変な盛り上がりをみせます。ヨーロッパの人にとってはこのシーズンは、1年で一番大切な時期なんですよ。

 

クリスマスマーケットの楽しみ方

 

クリスマスマーケットで有名なドイツでは、なぜだか美しいものや興味を惹かれるものは、南に多いとか。実に面白いことに、クリスマスマーケットは郷土色が色濃く出るイベントで、その土地の風土や習慣、歴史などさまざまな特徴を垣間見ることができます。「北と南では本当に同じ国?」というほど、露店に並ぶものや雰囲気も全く違います。時間にゆとりのある方は、北と南とをチョイスしてクリスマスマーケットのはしごを楽しむのも一興かも。

 

 

一般的にクリスマスマーケットを最高に楽しめる時間は夜ですが、昼間も面白いものです。屋台の商品やグルメ、訪れる人々の様子までも全く違っています。更に昼間は気温が高く比較的人も少ないので、ゆっくりとマーケット巡りを楽しめます。

 

美しいモニュメントやオーナメントの数々

 

クリスマスツリーには必ずといっていいほど「クリッぺ」といわれる人形が飾られているので、ぜひ、見てくださいね。オーナメントとは、クリスマスツリーにつるす飾りです。お土産にも最適なので、屋台で人気の高い天使の人形やカラフルな木製のおもちゃ、クリッペの小物など、お気に入りを探してみてくださいね。

 

屋台グルメ

 

ドイツといえばやっぱりソーセージ。でも、ソーセージといっても種類は色々。近場のマーケットを巡って、食べ比べをするのもおすすめです。レープクーヘンやプリンテン、ワッフルなどもお忘れなく!マーケット巡りは、体が芯まで冷えてきます。そんなときは、グリューワイン(ホットワイン)が一番。マグカップは返却も可能ですが、ぜひ、記念に持ち帰ってくださいね!

 

クリスマスマーケット人気ランキング

 

ドイツのクリスマスマーケットは毎年150ヶ所で開催されるとか。世界最古のドデスデンや世界最大のシュトゥットガルトや世界一有名なニュルンベルクのドイツ三大マーケットをはじめ、各地で色々なクリスマスマーケットが開催されます。人気の高い世界のクリスマスマーケットをご紹介します。

 

第5位:ウィーン(オーストリア)

ハプスブルク家が領主となり繁栄した世界遺産の街「ウィーン」が第5位でした。ドナウ川が流れる美しい街で、自然や音楽をはじめ豪華な宮殿や壮大な教会など歴史建造物もあり、1年を通して見どころも多い都市です。

 

 

ウィーンのクリスマスマーケットは、イルミネーションが多用され煌びやかというイメージです。規模が大きく人気が高い市庁舎前広場や宮廷文化が彩るウィーンらしい荘厳なマーケットを体感できるシェーンブルン宮殿前など、広場を中心に多くの場所で行われています。巨大なツリーが聳え、アドベントカレンダーに見立てられた市庁舎は見物です。会場によって特徴も異なり、楽しいマーケット巡りができます。

 

第4位:アーヘン(ドイツ)

アーヘンという地をご存知でない方もいらっしゃると思いますが、世界遺産の大聖堂がある、カール大帝が築いた地「アーヘン」が、第4位に入りました。ドイツの西端のベルギーとオランダの国境近くにある街です。

 

 

クリスマスマーケットは、アーヘン大聖堂周辺がメイン会場です。国境が近いこともあり、ドイツを基本にベルギーとオランダの要素が少し入り混じったマーケットを楽しめます。ここでのお楽しみは、名物の「プリンテン」というお菓子です。はちみつと香辛料が入ったお菓子、プリンテンのルーツはベルギーにあるそうですよ。
また、ゴシック様式の市庁舎の前に立つ、プリンテンの巨大な人形と記念撮影を撮るのもお忘れなく。

 

第3位:コルマール(フランス)

フランスといってもドイツに近いところに位置する、コルマールが第3位です。運河に沿って歩けば木組みの家々と石畳の街並みが続く、おとぎの国に迷い込んだような可愛らしい街です。また、ジブリ作品の『ハウルの動く城』のモデルやエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』のロケ地としても有名です。

街中クリスマスの飾り付けがしてあり、色とりどりのカラフルなイルミネーションがとってもステキです。マーケットは、大小さまざまな広場で行われているので、家々のイルミを見ながら色々な場所を巡るのもおすすめです。フランスとドイツが融合したおとぎの国のような、クリスマスマーケットをどうぞ。

 

第2位:ストラスブール(フランス)

ストラスブールがあるアルザス地方は、クリスマスマーケット発祥の地との説があり、このストラスブールのクリスマスマーケットは古くから人気があります。市内11ヶ所に約300もの屋台が軒を連ねています。夜には、イルミネーションで光り輝くストラスブールは、街全体が魔法にかかったような壮大なスケールのクリスマスマーケットを楽しめます。

 

ストラスブールのクリスマスマーケットの醍醐味は、「バラ色の天使」という別名をもつ、ピンクがかったゴシックの大聖堂前でのマーケット。大聖堂の時間の経過による色の変化を見ながら、マーケット巡りを楽しむ贅沢なひとときを過ごせます。夜に、ライトアップされた大聖堂は、あまりにもロマンティックで感動的♡。体が冷えたら、アルザス地方の白のホットワインもお試しあれ!

 

第1位:ザグレブ(クロアチア)

ちょっと意外な結果ですが、1位はクロアチアの首都ザグレブでした。「Best Christmas Markets in Europe」のランキングでは、3年連続で1位を獲得しているんです。今注目のクリスマスマーケットを楽しみたい方におすすめです。
メイン会場のイェラチッチ広場周辺をはじめズリニェバッツ公園、ウスピニャチャ(ケーブルカー乗り場)の3ヶ所で開催されています。ライトアップされた町並みはロマンティックで、人気が高い理由が分かる気がします。

 

特にイェラチッチ広場には大きなクリスマスツリーがあり、広場の端には白い屋台が並んでいます。他にもクリスマス一色の街を歩けば歌や音楽など、色々なところでクロアチアならではのクリスマスマーケットを体験することができます。体が冷えたら、白と黒のホットとチョコをシェアして味わってみてはいかがでしょう。

 

ここで、ご紹介した以外にも、ベルギーのブリュッセルやハンガリーのブダペスト、ドイツのドデスデンなど、素晴らしいクリスマスマーケットがたくさん開催されています。さて、2018年のランキングはどうなるか楽しみですね♪

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今年も世界各国でクリスマスマーケットが開催されています。それぞれに特徴があり、楽しみ方も色々です。ぜひ、お気に入りのクリスマスマーケットを探してみませんか?

 

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