ドイツ

美しさは無限大?!人々に愛され続けるドイツ第1号の世界遺産「アーヘン大聖堂」

ドイツ一といっても過言ではないほど美しいことで有名な「アーヘン大聖堂」。ベルギーとオランダの国境の近くにあり、クリスマスマーケットで有名なアーヘンの街にある大聖堂です。今回は、美しさはもちろん、ドイツの人々に愛され続ける世界遺産「アーヘン大聖堂」をご紹介します。

 
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アーヘン大聖堂とは?


出典:ウィキペディア

 
アーヘンという地を初めて知ったという方もいるのでは?フランク王国のカール大帝ゆかりの古都なのに、知名度の低さは驚くほど。アーヘンが注目されるのは、やっぱりクリスマスマーケットでしょう。アーヘン大聖堂と市庁舎で盛大に行われています。クリスマスマーケットの人気ランキングでも上位にランクインするほどなので、興味のある方はぜひ。

 

出典:ウィキメディアコモンズ

 
ドイツでは、ケルン大聖堂やベルリン大聖堂など有名な大聖堂がたくさんありますが、このアーヘン大聖堂はそれ以上に魅力のある、ドイツの世界遺産第一号に相応しい遺産です。ドイツ語でKaiserdomといわれており、「皇帝の大聖堂」とも呼ばれています。

 

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800年ごろカール大帝は、アーヘンの地を帝国の中心とし、新たなローマを作ろうとしました。アーヘン大聖堂の一部はカール大帝の宮殿附属の礼拝堂で、805年に完成したものです。その後、巡礼者たちを招くためゴシック様式で増築されました。ヨーロッパの教会の古いものでもゴシック様式が多いのですが、この大聖堂は、古典主義やビザンチン様式、ロマネスク様式など、それ以前の様式も見ることができます。

 
805年献堂式を上げたドイツで一番古い大聖堂で、北ヨーロッパ最大のドーム建築であることでも有名です。カール大帝が814年に他界するとすぐに、埋葬され彼の骨は今でも残っています。また、936~1531年にかけての600年間に30人もの神聖ローマ帝国の皇帝たちの戴冠式が行われた格式が高い大聖堂でもあります。

 
『アーヘン大聖堂』は、1978年に世界遺産として登録されました。
登録基準は、文化遺産(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)です。

 

アクセス

フランクフルトからアーヘン中央駅まで、直通列車で約1時間50分。駅から大聖堂までバスで約10分。徒歩では約20分で、途中にある「エリーゼの泉」という観光名所も必見です。

 

「8」にこだわって作られた大聖堂への思い


出典:pixabay

 
アーヘン大聖堂建築の際、西ヨーロッパ全域を支配していたカール大帝は、8角形にこだわっています。8角形の中心部に16角形の周廊をもつ高さ32mの8角形をしたドームが備わる大聖堂は、カロリング・ルネッサンス白眉の建築を顕著に見ることができます。

 

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カール大帝はキリスト教の保護者となり、ローマ教皇のレオ三世によって皇帝に任命され戴冠を受けました。8という数字は、キリストが死後8日目に生き返ってくる日を現しており、復活を意味しています。聖書のさまざまな場面にも登場する「8」は、キリスト教では重要な数字でした。

 
また、天井のドームは、永遠の神を象徴する円の中に、正方形を二つ交差して作ることができる8角形を抱いており、正方形には4つの天国への方向や人間の性格を示しています。

 

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実は、カール大帝は8角形のドームにこだわっており、フランク王国とローマ帝国という、神と世俗の両方の権力をもつ教会を作りたかったようです。それを象徴するように広場に立つカール大帝の像には世俗を意味する杖を右手にもち、左手は神の世界を表しています。

 

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カール大帝が眠るこの宮廷礼拝堂を基に増改築が繰り返され、10世紀中ごろには「皇帝の玉座」も作られました。先ほどもお話ししましたが、15世紀までここで歴代皇帝の戴冠式が行われています。

 

アーヘン大聖堂の魅力


出典:ウィキメディアコモンズ

 
この大聖堂最大の魅力は8角形のドームですが、他にも先ほどお話しした聖堂を見下ろす位置にある玉座と、祭壇に置かれたカール大帝とレオ三世の姿が刻まれた金色に輝くカール大帝の棺も見どころです。

 

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1355年から60年かけて建てられた、「ガラスの礼拝堂」も素晴らしいもの。カール大帝没後600年の記念に建てられたもので、総面積1000平方メートルものステンドグラスが並んでいます。高さ25.6mのステンドグラスからは、神々しい光が差し込み、心が浄化されるような気持になれます。

 

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また、聖堂内には天井や壁に、金があしらわれた煌びやかなモザイク画が描かれています。他にも金と貴石で装飾された説教壇も見事の一言。これらを見ているとドイツ一美しい聖堂といわれる意味を体感できます。

 

出典:ウィキメディアコモンズ

 
美しい場所には絶対あるといってよい、黒い伝説も残っています。大聖堂建築の資金繰りに苦しんだ住民が悪魔と取引をしてしまったというもの。伝説の証拠とされるひびが、正面の右扉に残っているので、ぜひ、探してみてくださいね。

 

まとめ

アーヘン大聖堂は、どこからか感嘆の声が漏れてくるほど美しい大聖堂です。写真を撮るには1ユーロ支払う必要がありますが、ぜひ、訪れて「美しい大聖堂」と賞賛されるフォトジェニックな姿を写真に収めてくださいね!

 

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タイトル画像出典:ウィキメディアコモンズ

 

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