100万人を魅了する長崎の冬の風物詩『長崎ランタンフェスティバル』

今や冬の風物詩となった、旧暦の1月1日～1月15日の間に長崎県長崎市で行われる『長崎ランタンフェスティバル』。約30年と歴史は比較的浅いですが、ランタンの灯りが街を華やかに彩る豪華絢爛な光景はまさに絶景のひとことです。今回は、『長崎ランタンフェスティバル』をご紹介します。

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1 「長崎ランタンフェスティバル」とは？
2 「長崎ランタンフェスティバル」のみどころ
3 2019年の新イベントも魅力的！
4 まとめ

「長崎ランタンフェスティバル」とは？

ランタン祭りといえば、ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』のモデルとなったといわれる「タイ・コムローイ祭り」をはじめ、「台湾・平渓天燈節（ピンシーテンダンサイ）」や「ベトナムホイアン・ランタン祭り」が有名ですね。アジアだけでなく、ヨーロッパに位置するポーランドでは、6月にランタン祭りが行われています。世界中の人々を魅了する、ランタン祭りは一生に一度は見てみたいですよね。

長崎市でも、日本三大中華街のひとつ長崎新地中華街を中心に、湊公園、中央公園、浜市・観光通りアーケードなどで盛大に行われ、冬の一大イベントなっています。

「長崎ランタンフェスティバル」は、長崎新地中華街の人々が、中国の旧正月を祝う行事「春節祭（旧正月）」をモデルに開催しました。現在では長崎の冬の風物詩とされるほど大きなお祭りへと成長し、毎年100万人以上の人々が訪れています。

期間は15日ほどで、街中には約1万5千個もの極彩色のランタンとオブジェが街を埋め尽くします。一度見れば、ランタン祭りの美しさの虜になること間違いなし！2019年の開催は2月5日～2月19日です。

「長崎ランタンフェスティバル」のみどころ

日本を代表する光のオブジェといえば、青森や茨城県の笠間まつりで見られる、「ねぶた」が有名ですが、「長崎ランタンフェスティバル」もエキゾチックでステキ！それでは、見どころを見てみましょう。

媽祖行列（まそぎょうれつ）

鎖国時代に唯一貿易を許されていた長崎で、実際に行われていた行列です。唐船の乗組員たちが長崎に入港した時に、航海の守護神「媽祖」を安置するために行われていました。爆竹や銅鑼（どら）を鳴らしながら、唐人屋敷から興福寺にある媽祖堂まで練り歩きます。繁華街を順風耳や千里眼を先頭に歩く、行列は勇壮で当時の様子を垣間見ることができます。
開催日時は、2月10日（日）13～16時15分と2月17日（日）13～16時。

皇帝パレード

「皇帝パレード」は先ほどご紹介した「媽祖行列」と同じく、昼間の『長崎ランタンフェスティバル』のビッグ・イベントです。豪壮な中国服を身にまとった、皇帝や皇后、旗隊などに扮する150人もの人々が市内を練り歩きます。
このパレードは、清朝時代に皇帝と皇后がお正月に神輿に乗って街中を歩き、新しい年のはじまりを民衆と祝った様子を再現しています。
開催日時は、2月9日（土）と16日（土）の14時にスタート予定です。