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中国の世界遺産「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」秦の始皇帝が眠る世界最大の墳墓!

中国を最初に統一し絶対王政を敷いたことで有名な、秦の始皇帝。始皇帝の命により2200年以上も前に造られたこの壮大な墳墓は、世界を驚愕させ「20世紀最大の発見」と称されました。現在は、世界中の人々がこぞって訪れる人気の観光地となっています。

 

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「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」とは


出典:pxhere
秦の始皇陵は、西安から北東に約30kmの驪山(りざん)の麓にある、中国を代表する世界遺産です。秦の始皇帝の墳墓で、彼の命によって約36年の歳月と70余万人の囚人を動員し築いたもの。1号坑、2号坑、3号坑と3つの俑坑が次々に発見され、その規模は2万平方メートルを超えています。

 


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長く地中に埋もれていたこの貴重な遺産が発見されたのは、1974年のこと。陝西省臨潼県(現・西安市臨潼区)に住む農民が、井戸を掘っているとき、偶然に陶製の人形の一部が見つかったのです。これをきっかけに約8,000体もの兵馬俑が発掘されました。発見から40年経った今も発掘が続いており、兵馬俑の他にも地底宮殿の痕跡なども発掘されています。しかし、未だに陵そのものは発見されていません。

 

『秦始皇帝陵及び兵馬俑坑』は、1987年に世界遺産として登録されました。
登録基準は、文化遺産(ⅰ) (ⅲ) (ⅳ) (ⅵ)です。

 

アクセス

西安駅前からバスで約1時間。兵馬俑駅下車し徒歩で約5分。
秦始皇帝陵博物院と秦始皇兵馬俑博物院の間は、無料のシャトルバスを運行しています。所要時間15分。

 

「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」のみどころ


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ひとつひとつの兵馬俑たちの、顔つきや表情、体系や服装など、どれをとっても同じものはなく、実在の兵士をモデルにしたといわれています。全員東を向いた一糸乱れぬ姿は、感動すら覚えます。服装や髪形が異なるのは、当時から広範な民族が従属していたことをうかがえます。

 


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壮大な陵からは、始皇帝の現世をそのまま黄泉の世界でも続けたいという気持ちが見てとれるようです。地下宮殿は生前暮らした宮殿の実物大で造られており、文官や芸人の俑も発掘されています。それでは、主な見どころをご紹介しましょう。

 

秦始皇帝陵博物院


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秦の始皇帝は、世界遺産の万里の長城を領土防衛ために築いた人物です。当時秦の名を外国にまで広めた功績者でもあります。13歳で即位した始皇帝は、壮大な権力を永遠のものとすべく、この陵(お墓)を造りました。墳丘の地下30mのところに、東西170m、南北145mの地下宮殿があることが確認されています。

 


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陵は、『史記』や『漢書』に記されているものの、長い間伝説として扱われてきましたが、最近になって地下宮殿の痕跡が発掘されました。じきに陵も発見されるでしょう。謎多き中国の歴史をひも解く重要な遺跡の出現は、本当に待ち遠しいですね。

 

秦始皇兵馬俑博物院


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博物院は兵馬俑が、出土した地です。現在も、出土したときのままの形で展示されています。1号抗~3号抗まであり、その他文物陳列庁などから構成しています。

 


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1号抗は、東西に230m、南北に62mあり、5mの深さに彫られた地下坑道になっています。総面積1万4200平方メートルの地下坑道には、178~187cmの等身大で造られた兵士俑が2,000体も並んでおり迫力満点です。四方には通路が備わっており、38列もの兵士俑を見下すことができます。その風景は、かつての秦軍の雄姿が蘇ってくるようです。

 


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1号抗から北へ約20m行ったところに、2号抗があります。東西に96m、南北に84mあり、総面積は6,000平方メートルとなっています。正方形や長方形に布陣した兵士俑は、弓を持った歩兵隊や戦車との混合部隊など4つの組織から成っています。戦車89両に馬336体、騎馬隊が116対、歩兵が562体を見ることができます。また、復元された立射俑を、間近に見ることができるのも魅力です。

 


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1号抗から北へ約25mには、とっても小さな3号抗があります。東西に18m、南北に22m、深さ5.2~5.4m。ここに再現されている部隊は、最高指揮官たち。坑道には、兵俑64体と4頭の馬を携えた指揮車1両をはじめ、作戦本部といわれる部屋も展示しています。

 


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文物陳列庁では、実際の2分の1の大きさで再現された銅製の馬車2組などを展示しています。これらは、技術力の高さを垣間見ることができることでも注目されています。

 


出典:ウィキメディアコモンズ
平成が終わりを告げる今でも発掘が続く壮大な墳丘を見ていると、秦の始皇帝がどれだけ偉大だったかを感じることができます。

 

まとめ

未発見の秦の始皇帝陵は、先にお話しした通り、司馬遷の『史記』に登場しています。この丘の地下深くにある地下宮殿に、銅を敷き詰め棺を納めるように造られている書かれています。2200年前にタイムトリップしたような、歴史ロマンを感じられますね。

 

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タイトル画像出典:pixabay

 

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