ニューイヤーのカウントダウンといえば、NYタイムズスクエアを思い浮かべる人も多いでしょう。いつでも華やかなNYのミッドタウンですが、ニューイヤーを迎えるイベントには毎年約100万人が訪れ、この日は更に盛り上がります。今回は、「NYタイムズスクエアのニューイヤーカウントダウン」をご紹介します。
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もくじ
NYタイムズスクエアとは?
世界屈指のショービジネスの中心地として有名な「タイムズスクエア」。マンハッタン島の繁華街の7番街と42丁目から47丁目の交差点を中心とするエリアです。ブロードウェイのミュージカルを一目見たいという人も集まり、常に賑わいをみせています。
1904年に、「ニューヨークタイムズ」のオフィスがこのエリアに建てられたことから、『タイムズスクエア』と呼ばれるようになりました。昔は、麻薬が蔓延る危険な街というイメージでしたが、現在は、ミュージカルなどのエンタメショーはもちろん、グルメやショッピングなどを楽しむ、ニューヨーク観光では一度は誰もが訪れるエリアに成長しました。
企業の広告や巨大なディスプレイ、色とりどりの看板のネオンサインなどが、街中を埋め尽くす姿は、今や繁華街の代表的な存在です。最近では、インスタ映えの撮影スポットとしても人気となっています。5月末のメモリアルデーから、夏の花火や10月のハロウィンなど、さまざまなイベントが開催されます。NY観光をご検討中の方は、イベントも視野に入れたプランを考えてみてはいかがでしょう。
アクセス
地下鉄のタイムズスクエア 42 S駅で下車。(地下鉄N・O・R・S・W・1・2・3・7)徒歩で約4分。
ニューイヤーカウントダウンの注意点
事前申し込みも不要な無料イベントは詐欺に注意!
入場料は全くかかりません。入場券もなく誰でも入れます。「良い席で見るチケットがありますよ」と声をかけられたら、間違いなく詐欺です。有料席チケットなんてものは、絶対にありませんのでひっかからないように注意してくださいね。
NYは氷点下!寒さ対策は必須
ニューイヤーカウントダウンは、冬真っただ中に行われるので、寒さ対策は厳重に!手袋やニット帽と厚手のタイツや靴下、下着は発熱性のものがベスト。ダウンジャケットとカイロは必須です。カイロは腰と手、つま先用と最低でも3つ。時間が短いものを持って行くときは、予備もお忘れなく!
その他の持ち物
また、長い時間待つので、折り畳みの小さな椅子や、ビスケットなどの軽食と、口を潤すくらいの魔法瓶のお湯は持って行った方がいいでしょう。(アルコールの持ち込みは禁止で、ペットボトルの水は凍ります。)
テロ対策もあり手荷物検査があります。ポシェットサイズの小さなバックのみOKで、大きなリュックやかばんはNGです。また、12時間くらい過ごすことになるので、単行本やiPad、スマホのゲームなど暇つぶし対策も必要かも。トイレ対策に、オムツを用意する方も多いです。
何時ごろに行ったらいい?
混み始めたらタイムズスクエアに入るのはまず無理です。世界各国から人々が押し寄せるため、通行制限もあります。11時ごろに行けば、ライブ会場付近のベストポジションを狙えるかも。遅くとも15時には到着することをおすすめします。
おすすめの通り
メインスクリーンに近いところから埋まります。45th st.と46th st.の辺りが、近くもなく遠くもないベストポジションです。43 th st.と44th st.、7thとアヴェニュー&ブロードウェイは、閉鎖されるので入場できません。
トイレに行くのも我慢
なるべく朝から水分を取らず、入場前にはトイレに必ず行くなど、トイレ対策は厳重に!警察の厳重な警備により、一端スクエア内から出たら戻れません。長時間用のオムツは必須アイテムかも。
ホテル探しも重要
カウントダウンに参加する方は、タイムズスクエアの近くにホテルを用意するのが賢明です。この時期のホテルは高騰し、予約も取りにくいのが現状です。早めに予約しましょう。
NYタイムズスクエアのニューイヤーカウントダウンの楽しみ方
無料グッズ
帽子やバルーン、ストールなど、企業宣伝の無料グッズが、17時ごろから配られます。カウントダウンの時に、使用して楽しむのはもちろん、思い出作りにもピッタリ。帰りには、帽子やスカーフなどの無料グッズを売ってくれと懇願する人も。
グッズは投げて配られるので、場所によっては争奪戦になります。体の小さな日本人でも目立つアピールをして、たくさんGETしてくださいね!グッズ目当ての方は、朝早く並んで、前の方を陣取ってくださいね。
暇つぶしにはテレビ中継を
テレビ中継用の特設ステージが設置されます。アメリカのテレビ中継が見られるのも嬉しいですが、本場のパフォーマンスなども見られて結構楽しいです。中継映像は、スクリーンにも映し出されるので、安心してご覧ください。
無料で見られる“ライブパフォーマンス”
46丁目のライブ会場では、毎年恒例の旬のアーティストによる、ライブが無料で見られます。今年の顔といても過言ではない、アーティストのライブを見られるなんて超幸せですね。会場では15時ごろから、さまざまなパフォーマンスが始まり、20時半ごろからライブがスタートします。
23時27分ごろからの、ジョン・レノンの『イマジン』がラストです。この歌に聞き入るのも貴重な体験ですが、カウントダウンの心の準備もお忘れなく。今年は、誰が『イマジン』を歌うのかも楽しみの一つ♪
伝統の恒例行事「ボールドロップ」
ワン・タイムズスクエアの近くとライブステージでは、恒例の万華鏡のようにキラキラと光る「ボールドロップ」を見ながら、参加者たちはさまざまな愛の形を分かち合います。クリスタルのボールは、直径約3.6m、重さは5.3トンもあり、2688枚の三角形をしたウォーターフォードクリスタルと3万2256個のLEDで作られています。
実は、ボールドロップは、110年以上も続く「NYタイムズスクエアのニューイヤーカウントダウン」になくてはならない恒例行事です。11時59分から少しずつ降ろされ、新年を迎えると同時に見えなくなります。上げるのは18時ごろからなので、その姿を見るのもお忘れなく。
大盛り上がりのカウントダウン
1分前からスクリーンにも、カウントダウンが映し出されます。カウントダウンイベントもクライマックスを迎えます。どこからか大きな声でカウントダウンが始まり、30くらいからは声も一段と大きくなります。「3・2・1・HAPPY NEW YEAR!」の声で、1トンものカラフルな紙吹雪で空が染められ、国籍などお構いなしで皆がハグや拍手をして、新年の幕開けを祝います。この瞬間は、感動的で思わず涙が出てきちゃいます。
遠慮していたら楽しめません。思いっきりはっちゃけて、新しい年を迎えましょうね!
最後は歌を歌ってお別れ
カウントダウンが終わると、蛍の光やフランク・シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」が流れます。これで、タイムズスクエアでの楽しいカウントダウンは終わりです。かなり地下鉄は混雑します。心して会場を後にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?毎年何人もが脱落する、華やかで過酷なイベントです。どうしても無理なときは、早めにリタイアしてホテルのテレビで楽しむのもいいかも。でも、頑張れる人は、忘れて思いっきりはっちゃけて、日本より約半日遅い(14時間)タイムズスクエアのカウントダウンを体験してみてはいかがでしょう。
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