ベトナム

「ホイアン」ベトナムで観光客に大人気の世界文化遺産のみどころは?

ベトナムで観光客に大人気の世界文化遺産が「ホイアンの古い街並み」です。
美しいビーチの広がる南国リゾート・ダナンから近いこともあり、ダナンに訪れる観光客のほとんどがホイアンにもやって来ますよ。地理的にはベトナムの中部にあるので、北部のハノイや南部のホーチミンへ旅行で訪れる方もアクセスしやすいでしょう。

 

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かつて南シナ海における海上貿易の中継地でもあったホイアンは、大航海時代に入りヨーロッパの商人たちがアジアに訪れるようになると栄華を極めます。16世紀以降は国際貿易の拠点としてヨーロッパの文献にもその名が登場しますよ。そして日本とも交易があったことが示されており、何と日本人街まで作られ、江戸幕府により鎖国政策が始まるまで続きました。近現代に入りダナンの台頭によって衰えましたが、古い街並みは世界遺産に選出されることによって、現在では観光都市として復興しています。

 

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アクセス


「ホイアンの古い街並み」へ訪れるには、まずは成田国際空港や関西国際空港からのフライトでダナンへ向かいましょう。またハノイやホーチミンからでも、ベトナムの国内便でアクセスできます。ダナンからホイアンまでは、約30km。移動手段はタクシー、もしくはバイクタクシーとなります。どちらも値段は交渉制ですので、うまく値切れるといいですね。バイクタクシーはタクシーに比べて値段は安いですが、運転は荒いです。しかし風を感じながら移動できるので、ベトナムの南国の風を味わいたい方にはオススメですよ。8月~12月は雨季にあたるので、雨具を持っていきましょう。

 

見どころ

最大の目玉は、日本風の建築物である「日本橋」です。別名「来遠橋(らいえんばし)」とも呼ばれるこの橋は、チャンフー通りとグエンティミンカイ通りをつなぐ場所にある約15mの短いものですが「ホイアンの古い街並み」のシンボルともなっていますよ。

ベトナム通貨2万ドンのお札にも描かれているので、ベトナム人にも愛されていることが伺えますね。実は「日本橋」という名前なのですが、建てられた真相はわかっていません。1500年代末に日本人によって作られたという説が有力ですが、日本人が設計してベトナム人が建設したという説もあります。詳しい資料が残っていないのが残念ですね。橋に屋根がついているのも面白く、急なスコールで雨宿りしている人も多いですよ。世界遺産に訪れた記念に、ぜひ橋を渡ってみましょう。

 

そのほかの見どころは、中国人の集会所です。ところどころに見られる集会所ですが、最も有名なのは「福建會舘(フッケン会館)」!!チャンフー通りにあるカラフルで派手な建物は、まるでベトナムにいることを忘れてしまいそう!建物の中には祭壇や航海安全や厄除けの神様とされる「天后聖母」が祀られています。現在も集会所として使われているので、ホイアンで暮らすたくさんの中国人の方に会うこともできますよ。ベトナムの古い街並みに溶け込む中国の建物、ぜひ足を運んでみてくださいね。

また毎月満月の旧暦14日にランタン祭りが開かれています。月一回のイベントなので、見ることができたらラッキーですよ。これは家の電気をすべて消して、町中をランタンの灯りだけで照らすもの。18時~19時頃にスタートすると飲食店は徐々に電気を消し、20時をすぎると月光とランタンの灯りのみになります。その幻想的な美しさは一生忘れられないものとなるでしょう。ランタンの中には日本の提灯に似ているようなものもあるので、探すのも面白いですね。もちろん「日本橋」もライトアップされ、カップルにオススメのデートスポットとなりますよ。ランタン祭りの場所はチャンフー通りとバクダン通りをメインストリートとして、歴史保護地区各通り!世界遺産「ホイアンの古い街並み」を訪れるなら、旧暦14日がおすすめです。

 

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