空と大地が溶けあう絶景として有名なウユニ塩湖。その美しい景観と他ではできないユニークな体験は、ウユニ塩湖でなければ味わえません。この奇跡と称される絶景は、最高のシーズンに見たいですよね。今回は、2月にベストシーズンを迎える『ウユニ塩湖の魅力』をご紹介します。
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もくじ
ウユニ塩湖とは?
南米ボリビア最高の観光地といえば、「ウユニ塩湖」ではないでしょうか?天国のように美しい鏡面の世界は、一度見たら絶対に忘れられない絶景として認識されています。実は、ウユニ塩湖は、日本の富士山の頂上と同じ標高約3,700mに位置しています。天空の鏡と呼ばれる鏡面を見られるのは、11~4月頃の雨季です。
約11,000平方キロメートルの真っ白な大地は、高低差50cm以下という真っ平らな地です。風のないときは、湖面がまるで鏡のようになり、空を映し出します。昼間の真っ青な青空はもちろん、神秘的な水色とピンクのグラデーションが素敵なサンライズ、幻想的な絶景が広がるサンセットや星空も魅力的ですよ♪
ウユニ塩湖ってどうやってできたの?
ウユニ塩湖の「ウユニ」は、ボリビアの西部にある都市の名前です。実は、昔ウユニ塩湖周辺は海底でした。アンデス山脈の隆起により、地層が4000m以上押し上げられたのです。
一緒に押し上げられた海水の水が蒸発し塩分だけが残り、雨が降ってまた海水になりその雨水が蒸発。それを繰り返すことで、塩の結晶の層が堆積して塩湖ができ上がりました。ウユニ塩湖の塩は、世界中にたくさんある塩湖の中でも、濃度が最も高いそうです。
海底だった証拠に、ウユニ塩湖からは二枚貝や三葉虫など、4~3億年前のデボン紀の化石が出土しています。
鏡面とトリックあなたはどっち派?
「天空の水鏡」と呼ばれるウユニ塩湖の絶景を写真に収めるには、水鏡かトリック写真家に分かれるところ。最高の条件で撮影できるのは、ほんの少し時間しかありません。鏡面かトリックか決めてシャッターチャンスを狙い、インスタ映えの写真を撮ってくださいね。
刻一刻と表情を変えるウユニ塩湖は、ユニークなトリック写真を撮るトラベラーも多くいます。プロの写真はもちろん素晴らしいですが、みんなで知恵を集結させてノリノリの写真を撮ってくださいね。トリック写真は、白一色で遠近感を感じにくい乾季も、鏡面はありませんがおすすめですよ♪
満点の星が輝く中での絶景写真も、言葉にならないほど感動的です。夜にカラーライトを使って、文字写真を撮るのも◎。寒暖の差が激しいので、昼間は日焼け止めや麦わら帽子、サングラスなどを、夜には防寒着はもちろんホッカイロもあると安心です。(行く前に、高山病の予防薬を処方してもらうのもおすすめです。)
ウユニ塩湖で絶景を撮るには?
絶景の鏡面写真を撮る条件は、水深10cm以内の浅瀬を狙うのがコツ!雨が降った翌日の、天気が良く風のない日は、最高のシチュエーションです。雲だけでなく、人物や鳥、自動車など被写体を入れれば最高の写真を撮ることができるはず♪絶景写真を撮りたいなら、1日多めに予定を組んでください(旅程は少なくとも8日は必要)。
現地ガイドをお願いするのが得策です。撮影ポイントを熟知しているので、より条件が良いところで撮影できます。ツアーには日帰りのディツアー、サンセットツアー、スターライトツアー、サンライズツアーの4つがあり、それぞれに素晴らしい絶景を見ることができます。
ウユニ塩湖ならではのホテルに泊まってみよう!
ウユニ塩湖のすぐそばには、塩のホテルがあるんです。世界のホテル100選に選定されたホテルもあるので、せっかくなら早めに予約をして宿泊してはいかがでしょう。
最も古い東岸のコルチャニに位置する「オテル・パラシオ・デ・サル」や日本人にも人気の四つ星「ホテル・デ・サル・ルナ・サラダ」がおすすめです。
ウユニ塩湖の中にもホテルはあったのですが、現在は環境保護のため営業禁止となっています。
日本にもある、ウユニ塩湖
ボリビアまではいけないという方におすすめなのが、香川県三豊市にある、父母ヶ浜(ちちぶがはま)。約1kmのロングビーチの潮だまりには、干潮時に「天空の鏡」と呼ばれるウユニ塩湖の絶景が見られます。
特に夕日の頃は素晴らしく、日本の夕日百選のひとつにもなっています。時期が合えば、だるま夕日が現れることもあるそうですよ。
まとめ
日本人には雨季の空と湖面が同化したウユニ湖が人気ですが、欧米のトラベラーは乾季の真っ白なウユニ湖が人気です。好きな時期を狙って、ゆっくり時間を取って訪れてくださいね!
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