メキシコ

アステカ激動歴史を語るメキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ

メキシコ・シティといえば、中南米最大の都市としても有名ですね!ここに人が住んだのは、1325年ごろ。アステカ人たちが、湖を干拓して街を造ったのが始まりです。この地で起こったアステカ激動の歴史を、今に伝えるメキシコの世界遺産「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」をご紹介します。

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メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコとは


メキシコの首都「メキシコ・シティ」は中央高地帯にあり、4000mを超える山々に三方を囲まれた盆地に位置しています。16世紀ごろに栄華を誇っていたアステカ帝国は、首都テノチティトランを置きました。

当時は、数多くのピラミッドなどが築かれ、人口は30万人にも達していたようです。しかし、栄誉も長く続かず、スペイン人の「エルナン・コルテス」によって滅ぼされ、アステカの高度な文明によって造られた都市はことごとく破壊されました。

1521年からアステカ帝国の廃墟跡に、スペインの植民都市が建設されたのです。現在も、当時のプレヒスパニックの遺跡や、ゴシックやルネサンス、バロックなどの建築様式が交ざった大聖堂、コルテス宮殿などが、ソカロ(憲法)広場周辺に残されています。

また、ソチミルコは、メキシコ・シティから南へ12kmのところに位置しています。アステカ時代の「チナンパ(浮遊菜園)」が、みられることで有名です。14~16世紀にアステカ民族が住んでいた運河の街で、アステカ文明に関するものとして、メキシコ・シティと共に、世界遺産に登録されています。

現在も、スペイン侵略以前この地が湖だったころの面影を偲ぶ、運河を利用したゴンドラでの観光が人気です。

『メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ』は、1987年に世界文化遺産として登録されました。登録基準は文化遺産(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅴ)です。

アクセス

メキシコ・シティ
メキシコ・シティ国際空港から、空港タクシーで約40分。メトロバスやメトロはありますが、スリなどの軽犯罪が頻発しており、治安上あまりお勧めはできません。
ソチミルコ 
メトロ2号線のTasquena駅から路面電車にのり、終点のMorelos駅まで約30分。Tasquena駅から、ミニバスも頻繁に出ていますが、週末は混み合うので、路面電車の方がおすすめです。

メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコのみどころ


アステカ時代の遺跡は、破壊されたり埋め立てられたりしたため、残ったものはごくわずかです。しかし、巨大なコロニアルの建物が立ち並び、世界遺産ファンが興奮する街並みが形成されています。メキシコにこんなに素晴らしい遺産があるのかと思わされる王立宮殿や大聖堂を始め、素晴らしい遺産が目白押しです。また、メキシコの歴史が書かれた壁画の迫力には、驚愕すること間違いなし!それでは、みどころをご紹介しましょう。

メトロポリタン・カテドラル


アステカ時代の神殿に囲まれた中央広場の「ソロカ」の北側にある、メトロポリタン・カテドラル。1563年に着工し1681年に完成した、カトリックの教会です。100年以上の歳月をかけて造られており、ラテンアメリカ最大級の大聖堂となっています。
威風堂々とした外観と、メキシコの文物が描かれたユニークな装飾を始め、バロック様式の重厚感溢れる内装が魅力です。実は、大聖堂の下からは、アステカ帝国の遺構が偶然発見されています。この二つが揃っていることで、激動のメキシコの歴史を垣間みることができる重要な遺産といえるでしょう。

国立宮殿


メキシコ独立の舞台となったことでも知られる、国立宮殿。もともとは、アステカ時代のモクテスマ2世が居城としていた場所でした。しかし、スペイン人のコルテスが、破壊後に植民地の本拠となる宮殿を建てたのです。現在は17世紀に大改築されたもので、メキシコ大統領府として、使用されています。
メキシコで最も有名といっても過言ではないメキシコ壁画運動のリーダー「ディエゴ・リベラ」が書いた壁画、『メキシコの歴史』も、ここでみられます。

三文化広場


メキシコが歩んだ歴史をみるなら、三文化広場は外せません。メキシコ・シティから北へ約2km離れた場所にあり、最後のアステカ王のクアウテモックがスペインの侵略に抵抗し最後に戦った場所です。
アステカ帝国時代に商業都市だったトラテロルコの遺跡や16世紀のサンティアゴ教会、それらを囲むように現在の高層団地やモダンな元外務省ビルがこの地にあり、3つの時代の建造物を一度にみることができます。広場の一角にある、トラテロルコ事件の慰霊碑があり、刻まれた文字からは、激動のメキシコ史を感じられます。

テンプロマヨール(アステカ遺跡)


1913年にカテドラルの裏側に、アステカの物とみられる遺跡が発見されました。その後、この遺跡が、アステカ帝国の中央神殿跡と確認されました。最初に発見された、地下へと続く階段やアステカ神話の月の神コヨルシャウキの大理石の像は必見。安山岩で作られた、女神トラルテクトリの石板や、見学用通路右側の鮮やかな色彩が残る赤の神殿、ドクロの彫刻が施されたツォンパントリの祭壇もみる価値ありです。

ソチミルコ


水路を辿る観光を楽しめる地で、お弁当を持った市民たちが休日を過ごす憩いの場となっています。手漕ぎボートや遊覧船で水辺を進むと、花売りのボートが寄ってくるなど、喧騒のメキシコ・シティとは、全く異なる静かで穏やかな時間が流れる癒しのひとときを過ごせます。時間のある方は、かつてメキシコ・シティが湖だった面影を感じながら、ゆったりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

まとめ


高度なアステカ文明が生まれた地、メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ。スペインの植民地となり、1821年にメキシコが独立するまでの、激動のメキシコ史を肌で感じられるはず。世界遺産だけでなく遊び方も豊富です!ぜひ訪れてみませんか?

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