旅行の準備

「燃油サーチャージ」を知って、快適な旅を満喫しよう!

飛行機に乗っての旅行で、絶対に切り離せないのが「燃油サーチャージ」。日本のJALやANAなどでも行われているシステムですが、お財布を直撃するものなので知っておいた方が賢明です。今回は、飛行機に乗るなら知っておくべき、『燃油サーチャージ』についてご紹介いたします。海外旅行が初めての方にも、分かりやすく紹介したいと思います。

 
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燃油サーチャージとは?

燃油サーチャージ(Fuel Surcharge)」は、飛行機が飛ぶためにかかる燃料代を航空運賃とは別建てで徴収することです。これまでは、原油価格が高騰した時も航空会社がまかなっていました。しかし、近年の燃料価格の急激な変動などに、耐えられなくなる事態に対する予防策として始められたものです。
 
1970年代に海運業界から始まったのですが、2000年代には航空や陸運業界にも取り入れられるようになりました。日本の旅客での導入は、2005年からです。
 
料金は国際的に決められるものではなく、燃料の相場に合わせて各航空会社で決められています。相場の変動に対して、ほとんどの航空会社は、2ヶ月に1度のペースで見直しを行っています。時期や行き先、経路によって料金が違うので、飛行機に乗られる際には「燃油サーチャージ」の料金もチェックしてくださいね。

 

燃油サーチャージって、いったいいくらかかる?


ここでは、JAL、ANA、外国の航空会社を、比較しながらご紹介したいと思います。(2018年3月現在、参考JTBホームページより)
 
・アジア
行き先が韓国の場合
JALとANAは、500円です。大韓航空は800円です。
香港
JAL、ANAは、2,500円、香港航空2,000円。
シンガポール
JAL、ANAは、4,500円、シンガポール航空0円。
 
・アメリカ大陸
渡航先がアメリカやカナダの場合はほとんどの航空会社が一律10,500円となっています。
メキシコは、ANAが7,000円と少しリーズナブルな設定となっています。

ハワイはJALやANA、ハワイアン航空などほとんどの会社で、6,000円と一律です。
 
・ヨーロッパ
JALやANAなど、ほとんどの航空会社が10,500円です。ヨーロッパでは、フランスやイタリア、オーストリアなどでエミレーツ航空が7,000円と少しリーズナブルな設定です。イギリスはカタール航空が0円、ドイツはルフトハンザ航空9,900円など、自国の航空会社はリーズナブルな設定となっていることが多いようです。
 
JAL燃油サーチャージのご案内
http://www.jtb.co.jp/kaigai_fit/contents/air/surcharge/

 

燃油サーチャージには含むのと含まないものがある?


ツアー会社においてあるパンフレットの中に、「燃油サーチャージ含む」や「燃油サーチャージ含まない」と書いてあるものを見たことがありませんか?
ツアー代金の中にすでに組み込まれているものと、別になっているものがあります。旅行会社によって違いがありますが、どのような内容があるか見てみましょう。
 
・ツアー代金の中に燃油サーチャージが含まれている場合
こちらは、何の心配もなく、ツアーの金額だけを払えばOKです。
 
・旅行代金と燃油サーチャージが別になっている場合
燃油サーチャージが確定しており、ツアー代金にプラスして記載のある金額を支払うようになります。
 
また、燃油サーチャージが確定しておらず、目安で表示されている場合もあります。金額は目安なので、支払い間近に変更になる場合があるので注意しましょう。
 
「燃油サーチャージ」の料金は、飛行機に乗る日ではなく、発券日を基準にしています。動向を見ながら、購入時期を検討するのも一つの方法ですね。2016年4月1日から、JALやANAでは、原油価格の下落を受けて、日本発の国際線の燃油サーチャージを、ゼロにした実績もあります。2017年2月1日発券分から復活しています。

 

まとめ

韓国など近場の旅行では、そんなに影響はありませんが、アメリカやヨーロッパなど、遠くに行く場合は10,000円以上、往復では、約20,000円もかかるので、結構侮れませんね。燃油サーチャージを知って、よりお得にステキな旅を楽しみましょう。

 

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