アメリカへの観光旅行で、VISAが不要になったって安心していらっしゃる方はいらっしゃいませんか?アメリカではテロ対策のため、ESTAの申請が必要です。今回は、アメリカへ旅行される方にお伝えしたいESTAについてご紹介します。
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もくじ
ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)とは?
ビザ免除でアメリカへ観光されるときに必要な「ESTA(エスタ)」は、2009年1月12日から義務化されました。Electronic System for Travel Authorization(アメリカの電子渡航認証システム)の頭文字を取って、「ESTA」と呼ばれています。
ハワイを含むアメリカ合衆国に入国される方はもちろんですが、通過される方も必要です。少なくとも出発の72時間前までには申請が必要です。航空券を購入する前に米国への渡航認証許可を取得することをおすすめします。
料金は、2010年9月8日以降、一人につき14米ドル必要です。支払いはクレジットカードとデビットカードのみです。一度の取得で、原則2年間有効。期間内にパスポートの有効期限が切れた場合、その日からESTAが無効になるので、注意してください。また、氏名や性別、国籍が変わった時も、再度申請が必要になります。
ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)が必要な国とは?
・ESTAによる申請が必要な地域
アメリカ本土、アラスカ、ハワイ
・通過時にESTAによる申請が必要な国
カナダ、メキシコ、ブラジル、ベネズエラ、アルゼンチン、チリ、ペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビア、キューバ。他南米やカリブ海の島々。メキシコの人気のリゾート地「カンクン」も、もちろん必要ですよ。
・ESTAによる申請がいらない国
グアム、サイパン
ESTAの申請が必要な人は?
ハワイを含むアメリカ合衆国に入国や通過(乗り継ぎ)される、VISA WAIVER PROGRAM(ビザ免除プログラム)参加国に国籍がある方全員が対象です。もちろん子供も対象です。
渡航期間が90日以内。渡航目的が商用又は観光の方で、ビザを保有していない方です。
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申請方法は、どうするの?
申請は、オンラインで渡航認証を行います。申請の際は、手元にパスポートとクレジットカードかデビットカードを準備してから操作を行いましょう。
・申請入力
下記の申請システムHPから申請ができます。日本語版があるので、そちらを利用すると便利です。
・主な入力事項
渡航者の国籍や氏名、生年月日、バスポートの情報、便名、滞在先の住所(ホテル名や住所)。入力は英語(半角英数字)です。伝染病、逮捕歴、犯罪歴、ビザの取り消しや強制送還歴の有無など。時間は、10分くらい見ておいてくださいね。
・申請費用の支払い
クレジットカードやデビットカードでの支払いになります(旅行代理店で現金払いできるケースあり)。
・結果確認
申請終了後すぐに結果が分かります。保留になっても72時間以内に結果がでます。めったにありませんが、拒否されてしまったら、ビザの申請が必要になります。手続きはお早めに。 ・AUTHORIZEDが認証、PENDINGは保留、DENIEDが拒否と表示されます。
パスポートNoを入力し、「AUTHORIZED」と表示されたら渡航認証をコピーして、旅行時に持参されることをおすすめします。
在日米国大使館・領事館HP
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/esta-information-ja/
ESTA申請システムHP
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1
政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200901/5.html
※旅行代理店などに申請を依頼することも可能です。
英語やインターネットの操作が得意でない方や、クレジットカードを使いたくない方や、時間がない方などは、旅行会社にお願いするのも一つの手です。
依頼するのには手数料がかかったり、サービスに違いがあったりすることもあります。
隣国のカナダに行くにはeTAが必要
カナダでは2016年3月15日から、「eTA(電子渡航認証)」が必要となりました。ESTAと同様、ビザ無しで空路を使って入国される方が対象です。こちらは、料金が7カナダドルで、有効期間は最長5年です。
カナダ政府ホームページ
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/facts-ja.html
他には、オーストラリアも電子渡航認証が必要です。
まとめ
10分くらいなので自分で、サクッと申請しちゃえば少しでも節約できておすすめです。最近では、ESTA申請を利用した詐欺事件なども発生しており、アメリカ政府が注意喚起をしています。ホームページは必ず確認して、公式サイトから申請してくださいね。
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