トルコ

トルコの世界遺産「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」自然が創りだした奇観とキリスト教の地下都市!

出典:pixabay

カッパドキアといえば、キノコ型や煙突のような奇妙な風景の上をカラフルな気球が飛んでいる姿を想像なさる方は多いと思います。もちろん、この景色もカッパドキアの魅力ですが、地底にはキリスト教の教会もあるんですよ。今回は、トルコの世界遺産『ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群』をご紹介します。

 

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ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群とは?


出典:ウィキペディア
トルコのアナトリア高原の中央部に、忽然と広がる何とも不思議な奇岩地帯。火山灰でできた柔らかい凝灰岩と硬い玄武岩が複雑に重なり合って作られています。雨風の浸食によって作られた奇形は、スペインのガウディの作品を思わせるような一風変わった景観。

 

ベージュやピンク、赤や黄色、白や灰色と色とりどりで、魔女の三角帽子やキノコやタケノコなどに似た面白い奇岩たちが、東西20km、南北50km、約100㎢にわたって壮大に広がっています。

 

ここには、数千年にわたって人々が暮らしていました。大きな岩山には、住居として空けられた無数の人工の穴が確認できます。ローマ帝国のキリスト教の迫害から逃れたギリシャ人のキリスト教徒たちが、神秘的な景観に魅了されこの地に隠れ住んだのです。

 

キリストを崇拝する「キリセ」と呼ばれる洞窟教会は、最盛期には400もあったようです。現在は30ほど残っています。この地下には、地下都市まで作られていたのです。どれだけ能力の高い人々が、かつてこのカッパドキアで暮らしていたのでしょう。

 

『ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群』は、1985年に世界遺産に登録されています。
登録基準は、文化遺産 (ⅰ) (ⅲ) (ⅴ) (ⅶ)です。

 

アクセス

イスタンブールからカイセリまで飛行機で約1時間半。空港からは、バスで約1時間~1時間半。

 

カッパドキアの見どころ

・キリセ

先ほどご紹介した「キリセ」と呼ばれる洞窟教会は、現在30ほど残っており博物館となっています。2人の聖人が蛇を退治するフレスコ画を見られる「蛇の教会」や光が差さない内部に、保存状態のよいフレスコ画が残されている「暗闇教会」が有名です。描かれているフレスコ画は、10~13世紀のビザンチン時代のもの。色鮮やかなフレスコ画には目を引かれますよ。ペルシアやイスラムに狙われるも必死でキリスト教の信仰を守り抜いた彼らの努力の結晶が見て取れるようです。

 

・キノコの奇岩が林立する廃墟パシャバー

出典:ウィキメディアコモンズ
人々が「妖精の煙突」と呼んでいる、キノコの奇岩が林立するスポット。ここにはかつてキリスト教の修道士が住んでいました。ラクダのライドやロバに乗っての記念撮影も体験することができます。

 

・ゼルヴェ野外博物館

3つの谷の岩壁には、無数の岩窟住居があり、1950年まで実際に人が住んでいました。岩壁には、「ぶどうの教会」や「魚の教会」など無数のキリセもあり、壁に彫られたリレーフも素敵!キリスト教徒が実際に使用していた石臼は一見の価値あり。カッパドキアに来たなら観光したいスポットの一つ、この近くにあるローズバレーは、夕日に照らされてバラ色に輝く景観が人気です。

 

地下都市の見どころ


出典:pixabay
1965年に地下8階の地下大都市が発見されました。敵の攻撃から身を隠すための場所が必要となり、彼らはこの地下にアリの巣状のシェルターを作ったのです。少しずつ掘り進められたシェルターは、長い年月をかけて現在見られる大規模なものに。

 

内部には、食堂や居間、寝室などの生活の場はもちろん、ワイン製造所や穀物倉庫などが見られます。ものを貯蔵する穴は、敵が侵入した時には落とし穴としての機能も備わっています。

 

また、敵が侵入した時に地下3~5階に逃げる通路があり、敵が追って来られないように通路を塞ぐため、取り外し可能な扉が1トンもの丸い石で作られていました。しかも一度締めてしまえば、外からは決して開けることはできません。深さ65mにも及ぶ、1本の井戸があります。これは、水を各階に供給する仕組みと、地下洞窟内に空気を送る役目も持っていたのです。

 


出典:ウィキメディアコモンズ
7階には、地球の真ん中まで落ちて行くような錯覚を起こす、急な階段が作られており、この下は十字架の空間があります。彼らは、地下都市の一番底の部分に祈りの場をちゃんと作っていました。まさに、ここは彼らにとって最後の砦だったことを読み取ることができます。

 

まとめ

カッパドキアにきたなら、洞窟ホテルには泊まりたいものですね。部屋は簡素ですが、雰囲気は抜群。テラスなどから、朝食を楽しみながら景色を眺めるのも◎。おすすめのホテルは、5世紀からの歴史を語る「ウナック・エヴェレリ・ホテル」。また、朝早く出かけて気球に乗って、朝日と共に静寂に包まれた奇岩の大地を眺めるのもカッパドキア観光の醍醐味です。

 

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