フランス

地方旅で美酒と出会いたい!フランスワインの産地と郷土料理

ワイン王国フランスの旅行では、ワインをじっくり味わう観光もしてみたいもの。郷土料理を味わいながらワインをいただき、自分好みのワインを探す旅もしてみたいと思いませんか?今回は、フランスの地方で作られるワインと郷土料理をご紹介したいと思います。

 

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フランスワインの特徴

 

フランスは高級ワインを生産する地として有名です。近年の日本への輸入量では、南米チリがNo.1ですが、輸入金額ではチリを抜いてフランスが文句なしの1位です。品質の良さに定評がある、フランスワインだからこそ、単価が高くても欲しいと思う人が多いのでしょう。高級ワインといえば、特にボルドーとブルゴーニュが有名です。

 


ぶどうの作付面積No.1はフランスです。フランスでは、厳密にワインを格付けし、AOC(高級ワイン)、Vin de pays(地酒)、Vin de table(テーブルワイン)の、3種類に分けられています。特別と認定された地域で作られる特定のぶどうを使い、醸造過程まで確立されているワインは、国が定めたワイン法「AOC(原産地呼称統制)」に認定されます。そんな素晴らしい高級ワインは、一度は飲んでみたいものです。

 


フランスワインには、白ワイン、赤ワイン、ロゼ、シャンパーニュがあります。最近のビオブームから、有機栽培で作られたぶどうを使ったワインも注目されています。ラベルに「biologique」か「Bio」と記載されているので探してみてはいかがでしょう。出会いを求めて、ワインの産地を巡ると日本に輸入されていない極上の逸品と出会えるかもしれませんね。

 

ワインと産地とそのエリアの郷土料理

アルザス(Alsace)


フランス北東部の旧アルザス地方も、ワイン作りの名生産地です。ボルドーやブルゴーニュと並ぶ、ぶどうの産地として知られています。爽やかな白ワインが、ポピュラーでフルーティーな味わいがすると人気です。AOCには、アルザスとして1975年に制定されています。ドイツ系の品種のブドウを使っていますが、ドイツのワインより辛口なのが特徴です。中世の雰囲気も漂っており、趣ある街歩きとワイン街道巡りを楽しめます。

 

有名なワイン


リースリング、シルヴァネール、ゲヴュルツトラミネール

 

郷土料理


魚のシュークルート、アルザス風のピッツァ、フラムクーシュ

 

シャンパーニュ(Champagne)


フランス語で「田舎」という意味を持つシャンパーニュ。パリから北東へ約150kmにあり、フランスのワインの産地で一番北に位置しています。冷涼な気候が特徴で、キレのよいぶどうが育ちます。この地方で作られた発泡酒以外は、フランスでは「シャンパン」とは呼べません。それだけ希少価値の高い「シャンパン」が作られています。

 


ランスは、2015年にシャンパンのぶどう畑やセラーが世界遺産に登録されています。観光地化されており、見学できる施設も多いので機会があればぜひ。また、この地方のエペルネーにはシャンパンメーカーの本拠地があります。エペルネーからランスにかけて、シャンパン作りをしている村が点在しています。各村を訪れながら、ワインの味比べドライブするのもおすすめです。

 

有名なワイン


ドン・ペリニヨン、クリュッグ

 

郷土料理


腸詰めの「アンドウエット」、牡蠣に独特のソースをかけて焼いた「ユイトル・オ・シャンパーニュ」、鳥の煮込み料理「プーレ・オ・シャンパーニュ」

 

ロワール(Loire)


フランスの中部に位置する、「フランスの庭」と呼ばれるフランスらしい美しい景観が自慢の地です。フランスでベスト3に入るワインの産地で、ロワール渓谷沿いには、約70ものアペラシオンがあります。ワインはコクのある赤、透明度が高くフルーティーな白まで、アルコール度数は低いですが、あらゆるワインが揃います。

 

また、この辺りは中世のお城も多く現存しており、シャトーホテルに泊まってワイン片手に夢の一夜を過ごすのもおすすめです。

 

有名なワイン


ミュスカデ(白)、アンジュー(ロゼ)、サンエール(辛口の白)

 

郷土料理


スズキや川カマスなど、ロワール川で獲れる魚料理が有名です。魚によく合う、ブール・ブラン・ソースの発祥地です。

 

ボルドー(Bordeaux)


フランス南西部ボルドーを中心とした一帯は、有名なワインの産地です。18世紀にワインの貿易で黄金期を築いており、ボルドーワインは世界中で知られています。現在も世界最大のワインの産地としても知られており、質の高いワインが作られていることでも有名です。

 

オー・メドック地区、メドック地区、グラーヴ地区などにある、ワインのシャトーを巡る観光も楽しめます。日本語ツアーも開催されており、ぶどう畑の中にあるホテルに泊まり、ミシュラン星獲得のレストランで、最高級のボルドーワインと料理を味わってはいかがでしょう。

 

有名なワイン


世界でも知らない人はいない赤ワインの、サンテミリオンとオー・メドックが有名。白は、甘口のソーテルヌがおすすめです。

 

郷土料理


フォワグラ、アントルコート・ボルドレーズ、アルカッション港の養殖牡蠣

 

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ブルゴーニュ(Bourgogne)


パリから車で約1時間のフランス東部にある、食の宝庫として有名です。ワインの王と呼ばれるロマネ・コンティなど、最高級のワインを生産しています。また、年末になるとどこからともなく解禁の声が聞こえる、「ボジョレー・ヌヴォー」もこの地方のワインです。

 


11月の第3週末に行われる、「オスピス・ド・ボーヌ」というワイン祭りも有名です。

 

有名なワイン


赤はボーヌやシャンベルタン、白はシャブリや高級ワインのモンラッシェやムルソーなど。特に、白は評価が高く人気があります。

 

郷土料理


エスカルゴ、パセリとハムのテリーヌ、ブッフ・ブルギニョン、洋梨の赤ワイン煮

 

コート・デュ・ローヌ(Côtes du Rhône)


リヨンの南からアヴィニヨンまで約250kmに渡って広がる、南フランスを代表するワインの産地です。ボルドーに次ぐ生産量を誇っており、フランスでNo.2のAOCワインの産地となっています。

 

マルセイユがローマ帝国の植民地だったころに、ローマ文化とぶどう栽培が伝来しました。赤はシラー、白はヴィオニエ種のぶどうを使っており、比較的リーズナブルです。ダークな赤色のワインも作られており、渋みとコクが適度で比較的しっかりとした味わいを楽しめます。

 

有名なワイン


シャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダス

 

郷土料理


鶏肉料理のブール・ガン・ブレス、チーズ・フォンデュ、クネル、ラタトゥイユ

 

プロヴァンス(Provence)


フランスの南東部に位置し地中海に面した、太陽の光がたっぷり降り注ぐ地です。テロワールは、アルルからイタリア国境に近いニースまでに渡っています。地域が広い分変化に富んでおり、バラエティ豊かなワインが製造されています。

 


特にロゼの産地として有名で、この地で年間生産量約1億6,000万本の内87%がロゼです。フルーティーで辛口なものが多く生産されており、早飲みに適しているので、夏向きの軽やかな味わいが特徴です。透明度が高く、太陽の光が当たる場所で色味を楽しみながら味わうのがおすすめです。

 

有名なワイン


パレット、バンドル

 

郷土料理


ブイヤベース、ドーブ・ドゥ・ブフ、ラタトゥイユ、トマトのファルシ

 

ラングドック・ルシヨン(Languedoc-Roussillon)


ぶどうの耕作面積が、国内の4割とNo.1の地です。フランス南部・地中海に面しており、日が燦々と照る地域で日照日数は年間315日以上とか。昔は、日常使いのリーズナブルなワインが作られていましたが、近年はビオワインなど質のよいワインが作られるようになりました。ボルドーより高級なワインが誕生していることでも有名です。

 

自由にワインを作りたいと独自のワイン作りを好む醸造家も多く、柔らかくまろやかな味わいのワインを作っています。お値段もお手頃なものが揃っているので、気軽に自分好みのワイン探しをするのも楽しい地です。

 

有名なワイン


ブランケット・ド・リムー、カバルデス、コリウール、マルペール

 

郷土料理


ブランダード、カスレ、ブリード

 

南西部(Southwest)


ボルドー近くの内陸に位置するエリアです。実は、ボルドーより古い歴史を持つ地で、ボルドーとは個性の異なるワインが作られています。歴史が長い分、ぶどうは土着品種で130種以上の種類があるようです。

 

実は、日照時間が少なくあまりワイン作りには適していません。ですが地域の人々の努力もあり、最近では優れたワインがリーズナブルに手に入ると人気となっています。

 

有名なワイン


黒ワインのひとつ「カオール」、甘口の白ワインで、デザートとも相性も良い「ジュランソン」、日本でも有名な「アラン・ブリュモン」

 

郷土料理


トリュフ、フォアグラ、カモのコンフィ、カスレ

 

ボージョレ(Beaujolais)


リヨンの北に位置する、ワインの産地として有名な「ワインの女王」と称されるエリアです。昼間は暖かい日光が降り注ぎ、夜はうって変わって冷え込み、黒ぶどう作りに適しています。皆さんご存知の、ボジョレー・ヌヴォーはこの地で作られたワインです。

 

かつては、この地区の収穫祭を祝うための新種でしたが、収穫後にすぐに飲めることから世界中に広まったようです。もともと、ボジョレー・ヌヴォーは、その年のぶどうの出来栄えをチェックするためのお酒でした。

 

有名なワイン


少し冷やして飲むと美味しいボジョレー・ヌヴォー、モルゴン、ムランナ・ヴァン

 

郷土料理


グジェール、コック・オーヴァン

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。せっかくのフランス旅行、高級なワインを飲みながら美味しい郷土料理を味わうリッチな観光も取り入れてみてはいかがでしょう。

 

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タイトル画像出典:pixabay

 

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