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中国の世界文化遺産!ラサのポタラ宮歴史地区はどんなところ?

1994年にダライ・ラマの住居である「ポタラ宮」が世界文化遺産に登録され、続いて2000年にチベット仏教の名刹「ジョカン寺」が、2001年には夏の離宮「ノンブリンカ」が追加登録。

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チベット仏教の聖地「ラサ」とは

チベット仏教の聖地「ラサ」は標高3000mを超えるチベットにあります。7世紀に作られた古都でもある世界遺産「ラサのポタラ宮歴史地区」はチベット観光の中心地で、世界中からたくさんの観光客が訪れますよ。また同時にチベットの政治・経済・宗教の中心都市でもあり、現在もチベット仏教の中枢を担っています。

世界遺産「ラサのポタラ宮歴史地区」のもっとも重要な建造物である「ポタラ宮」は、歴代のダライ・ラマの居住地であり、墓碑も眠る宮殿です。神聖な場所なので、厳かな雰囲気に包まれていますよ。静寂の中でゆったりとした観光にもオススメです。またラサとはチベット語で「神の地」を意味していますよ。

 

アクセス

「ラサのポタラ宮歴史地区」へのアクセスは、中国共産党の政策によって外国人旅行客の個人旅行が認められていません。どうしても個人で行きたい方は、ビザと現地ガイドの同行が必須となっています。
旅行社主催のツアーに申し込むと、簡単に行くことができます。まずは羽田空港・成田空港・関西国際空港などから重慶・成都・北京・上海へフライト、さらに乗り換えて向かうこととなります。特に重慶と成都からのフライト数が多いので、オススメですよ。いずれにせよ10時間を超える所要時間がかかりますので、長距離移動に適した楽な格好での搭乗が良いでしょう。ラサのラサクンガ空港に到着すると、「ラサのポタラ宮歴史地区」まではシャトルバスで約1時間半です。景観も美しいので楽しみながら移動しましょう!
ちなみに世界遺産に登録されてからは、中国人観光客がとても多く訪れます。チケットは早めに申し込んだ方がいいですよ。

 

見どころ

「ラサのポタラ宮歴史地区」の最大の目玉は、やはり「ポタラ宮」でしょう。ラサのランドマークでもある建物はチベットの政治・宗教の中心的な建物ですよ。宮殿は白宮と紅宮に分かれており、白宮は政治的な執務・紅宮は宗教的な執務を行う場所だということを覚えておくと理解も深まりますね。主に公開されているのは紅宮で、歴代ダライ・ラマの墓碑・仏像・金・宝石・調度品・壁画などが見られます。内装もとても豪華なのでいかにポタラ宮が重要な施設であるかわかるでしょう。

またかつて「ポタラ宮」はダライ・ラマの住居も兼ねていましたが、現在は中国共産党の弾圧によってラサを追われ、インドでチベット亡命政府を作っています。


また世界遺産「ラサのポタラ宮歴史地区」では、夏の離宮「ノルブリンカ」も見どころです。ここはダライ・ラマ7世が18世紀半ばに建てた離宮で、夏に利用する王宮でありました。「ポタラ宮」からは西に3kmほどの場所にあり、タクシーやバスで楽々移動できますよ。広大な敷地の中には西洋風の邸宅・公園・動物園など数多くの施設があり、「ポタラ宮」とはまた違った雰囲気を楽しむことができるでしょう。「ポタラ宮」がフォーマルだとしたら、「ノルブリンカ」はカジュアルだということをイメージとして持っておきましょう。庭園内部には、現在のダライ・ラマ14世がインドへ亡命する前に使っていた残され、観光客でもご覧いただけます。また8月にはノルブリンカでチベット最大の祭り「ショトゥン祭」も開催されますよ。


さらにチベット仏教の寺院である「ジョカン寺」も名所となっています。ここはチベット仏教の寺院で、チベット中から集まった教徒が地面で拝んでいます。邪魔にならないように気をつけてくださいね。

 

注意点

「ラサのポタラ宮歴史地区」は標高の高いところにあるので、高山病に要注意です。フライトで低い場所から一気に高い場所に移動するので、高山病になりやすいとも言われています。心配な人は事前に医師に相談し、飲み薬などを処方してもらいましょう。
また夏は特に日差しがきついので、日焼け止め・サングラスなどは必須です。水分もこまめに摂ってくださいね。

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