フィンランド

ヘルシンキ沖に浮かぶ世界最大規模の海防要塞!スオメンリンナの要塞

スオメンリンナの要塞は、ヘルシンキを守るために作られた要塞です。世界最大規模の海防要塞ですが現在は豊かな自然に包まれた人気の観光地となっています。古い大砲が点在し2つの大国に翻弄された歴史を垣間見られる遊歩道沿いは、バルト海を望む風光明媚な景勝地としても有名です。今回は、フィンランドの世界遺産「スオメンリンナの要塞」をご紹介します。

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「スオメンリンナの要塞」とは


出典:ウィキメディアコモンズ

フィンランドは、日本から一番近いヨーロッパです。森と湖、オーロラやサンタクロース、デザインブランドなどで人気の国ですが、かつて2つの大国の脅威にさらされました。
スオメンリンナの要塞は、フィンランドがスウェーデン領だった18世紀に、スウェーデンの司令官アウグスティン・エーレンスヴァルトによって、橋でつながれた6つの島に建てられました。1748年に着工し約40年もの歳月をかけて、難攻不落と称された海の要塞が建てられたのです。建設の目的は、ヘルシンキへ入港する船を見張り、ロシアの侵略を阻止するためでした。


出典:ウィキメディアコモンズ

フィンランドの多島海域という特殊な地形を大いに活用し、当時要塞設計で著名だったヴォーバンの理論を用いて、亡くなった1772年まで設計をしたようです。函館にある五稜郭のような星形をした要塞で、これは死角ができないようにとの配慮によるものです。
建設当時は、スウェーデン語で要塞を意味する「スヴェアボリ」と呼んでいました。1808年からの戦争では、攻撃を受けないままロシア軍の手に落ちています。その後110年に渡ってロシアの駐屯地とされました。フィンランドが1917年に独立し、翌1918年にフィンランド語の要塞という意味の「スオメンリンナ」と改称されました。

『スオメンリンナの要塞』は、人類の歴史における重要性が認められ、1991年に世界文化遺産として登録されています。
登録基準は、文化遺産 (ⅳ)です。

アクセス

マーケット広場東端の大統領官邸の向かいから、ヘルシンキ市交通またはJTライン社のフェリーに乗って約15分。
島歩きには、スニーカーがおすすめです。また、船上や島でも肌寒く感じるときがあるので、厚手の羽織るものも必要です。

スオメンリンナ島のみどころ


出典:ウィキメディアコモンズ

かつては、堅固な要塞でしたが、現在は自然に囲まれピクニックを楽しむ現地の人々の姿が散見される風光明媚な地です。6kmに渡る城壁と190の施設が、今も残っています。スオメンリンナ島は、ゆっくり歩いても一周2~3時間で回れます。

出典:ウィキメディアコモンズ

首都のヘルシンキより歴史が古いスオメンリンナの要塞は、フィンランドでも人気が高い観光地です。スオメンリンナの美しい景色を眺め古い街並みを歩きながら、スウェーデン時代の名残やロシア軍が設置した大砲などを見るのも一興です。

・探検隊になった気分でスオメンリンナの要塞を散策!

出典:pixabay

スオメンリンナの要塞は複雑に入り組んでおり、探検家気分で散策できるのもおすすめポイント!薄暗い城内は、石壁が続きヒンヤリと湿っぽい空間で雰囲気も抜群です。ブルールート(1.5km)という、青い標識を辿って北から南へ観光するものがおすすめです。レストランやカフェの他に、フィンランドの人々に茶道を教えるために作られた茶室もあるとか。

・緑の丘の上に立つスオメンリンナ教会

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1854年に建てられた教会。かつてロシアの正教会でしたが、独立後ルーテル教会に建て変えられました。島の灯台の役目も担う教会は、ヘルシンキでも人気の結婚式場です。馬車に乗ったウェディングカップルに出会うこともあるとか。運よく出会えたときは、満面の笑みで祝福してあげてくださいね!

・島のシンボルといわれる王の門

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スウェーデン王国時代に、王を迎えるために築かれた勇ましい門。威厳ある門の前では多くの人が記念撮影を行う人気のフォトスポット。クリミア戦争の時、爆撃を受けていますが、堂々たる立ち姿からはスウェーデン王の権威を感じられます。

・歴史ファンなら行っておきたいスオメンリンナ博物館
250年もの島の歴史を発信する博物館。軍需用品などここでしか見られないお宝も展示しています。

・ロシアとの戦いで活躍したヴェシッコ号

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1933年に国内で作られた潜水艦。フィンランド海軍が、第二次世界大戦中に実際に使った潜水艦です。現地に行って本物を目の前にすると、かなりの迫力です。

・海を見渡しながら一休み「カフェ・ピペル(Café Piper)」

出典:ウィキペディア

島で一番人気といっても過言ではない絶景カフェ。小高い丘の上にあり、島と海がコラボした絶景を眺めながらのティータイムは、スオメンリンナの雰囲気を味わえるのはもちろん、開放感も抜群で最高の休日を演出するのにもってこいですよ。

まとめ


出典:ウィキメディアコモンズ

フィンっ子たちがピクニックに訪れる、美しい緑に包まれた穏やかな島。南のビーチに咲く初夏の菜の花やライラックが咲き誇るころは、インスタ映えの絶景が広がります。ヘルシンキからスオメンリンナの要塞へ向かうフェリーからの景色を楽しむのもお忘れなく!

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