ロシア

ロシアの西洋化を夢見て造られた街!サンクトペテルブルク歴史地区

サンクトペテルブルクは、ロマノフ王朝のピヨートル大帝が、1703年にロシアの近代化を夢見て命をくだし建設された街です。ロマノフ王朝の栄華を語る町としても有名で、現在はロシア屈指の観光都市となっています。今回は、ロシアの世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」をご紹介します。

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「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」とは


ロシア近代化の窓口として建設された人工の街。建設のきっかけとなったのは、ピヨートル大帝が権謀術数の渦巻くモスクワから脱出し、ヨーロッパを歴訪し素晴らしい文化を目にして感動したことから。

1712年にモスクワから都を遷し、新都市サンクトペテルブルクが誕生しました。ここには、後進国ロシアをヨーロッパの近代国家へ成長させたいとの、ピヨートル大帝の野望と願いが詰まっています。

かつて北方の沼地だったネヴァーの湖畔に、膨大な費用を投じて造られた壮大な歴史的建物は、1918年まで約200年もの間ロシア帝国の首都だった栄華を現代人に見せつけているよう。

世界遺産をじっくり見て回るなら1週間は必要です。特に、ロマノフ王朝の黄金時代の女帝、エカテリーナ2世のお宝や冬宮や離れは見逃せません。
この地は工業都市として、また文化都市としても有名です。ここで育まれた宮廷文化の、ロシア料理やバレイなども、観光の中に組み込みたいものですね。

『サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群』は、ロシアの西欧化及び近代化を進めたロシア帝国の功績を、顕著にみられる重要な遺産です。1990年に世界文化遺産として登録され、2013年に範囲変更されています。登録基準は、文化遺産(i)(ⅱ)(ⅳ)(vi)です。

アクセス

成田国際空港から首都モスクワへ行き、国内線に乗り換えサンクトペテルブルクへ。フィンランド航空で、ヘルシンキから行くことも可能です。

「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」の見どころ


出典:ウィキメディアコモンズ
サンクトペテルブルクは、本当に見どころが豊富です。ロシア史に名声を残した、ピヨートルとエカテリーナの2皇帝の豪華絢爛な離宮や歴史に翻弄されたロシア人の心の支えとなった、荘厳な寺院も必見です。それでは、「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」の見どころをご紹介しましょう。

歴代皇帝の居住地は現在世界三大美術館のひとつに


出典:ウィキメディアコモンズ
サンクトペテルブルクに来たら、世界の名作が集う「エルミタージュ美術館」は必見です。レオナルド・ダ・ヴィンチを始め、イタリアやスペインの芸術作品、近代西欧美術など、世界最高峰の名作には、心踊らされるはず。元々は宮殿だったため、宮殿装飾を見るのもお忘れなく。
作品数も多いので、見たい名作を事前に調べておくといいでしょう。イタリア芸術やダ・ヴィンチの部屋、ラファエロの回廊も見る価値ありです。近代西欧美術では、ルノアールやモネ、ゴッホやピカソなど名だたる画家の作品を見ることができます。
また、大使の階段、ピヨートル大帝の間、紋章の間、王座の間の美しさは息を飲むほど。黄金の調度品で彩られた黄金の客間や孔雀石の客間も必見ですよ。

紺色の海と離宮のコラボが見事な「ペテルゴフ」


出典:ウィキメディアコモンズ
海をこよなく愛したピヨートル大帝の、豪華絢爛な夏の離宮です。サンクトペテルブルク郊外に位置しています。パリ郊外にある、ヴェルサイユ宮殿をモチーフに造られました。

大宮殿は大帝が、ヨーロッパにロシアの力を見せるために建設した宮殿です。下にある公園から見上げると、大滝に浮かぶ豪壮な大宮殿を見ることができます。

また、夏の離宮だったため、大きな窓が備わった内部の、絢爛豪華な部屋たちは圧巻です。フランス皇帝ルイ15世が、大帝の娘エリザヴェータに贈った「銀緑の鏡」も展示されています。

園内にある150もの噴水も素晴らしいもの。市内から、水上バスでもアクセスできます。「水の都」と呼ばれるサンクトペテルブルクで、水上バスからの景色を眺める観光はいかがでしょう。

ロマノフ朝皇帝たちの面影「ツァールスコエ・セロー」


出典:ウィキメディアコモンズ
歴代皇帝たちの避暑地だった「皇帝の村」。青壁に白い柱のコントラスと、ロシアらしい玉ねぎ頭が印象的な「エカテリーナ宮殿」。ロシアバロック朝の豪華な宮殿です。女帝エリザヴェータの命により、イタリア人建築家のラストレッリが建設。女帝の母の名に因んで、エリカテリーナ宮殿と名付けられています。
渡り廊下でつながった、黄色の建物の学習院も必見です。「ロシア近代文学の嚆矢(こうし)」と称される、アレクサンドル・プーシキンも6年間ここで学んでいます。現在は、プーシキン記念館となっています。

ロシア人の心を支える荘厳な寺院たち


出典:pixabay
金色に輝くドームが印象的な、圧倒的なスケールの「聖イサアク大聖堂」、ネフスキー大通りに面したカラフルな外観からは想像できない静寂に満ちた祈りの場「カザン大聖堂」、美しい玉ねぎ型の屋根を誇る古代ロシア風の「血の上の救世主教会」も見るべきスポットです。

歴史地区の目抜き通りネフスキー大通り


出典:ウィキメディアコモンズ
モスクワ駅から旧海軍小まで、歴史地区を横切る大通り、石造りの豪壮な建築物が立ち並ぶ観光客必見の場所。モスクワ駅の前にあるヴァスターニヤ広場を起点に4200mには、教会やカフェ、レストラン、デパートなど、思わず足を止めちゃう必見スポットが目白押しです。
4体の馬の銅像が印象的なアニチコフ橋やビーフストロガノフで有名な公爵のストロガノフ宮殿、芸術広場、カザン大聖堂、エルミタージュ美術館へつながる宮殿広場などの観光スポットを徒歩で巡れます。
宮殿広場の夜のライトアップも必見!スリが頻発する場所でもあるので、観光客と見破られないよう注意して観光してくださいね!

美しき水の都ペテルブルク発祥の地「ペトロパヴロフスク要塞」


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ネヴァー河畔に1703年に建てられた木造の大聖堂が、この町の始まりでした。現在は再建され、ロシア最後の皇帝ニコライ2世の家族が埋葬されています。ここには、黄金の尖塔が映えるペトロパヴロフスク要塞があり、監獄にはロシアが誇る作家ドストエフスキーが政治犯となり拘禁されていました。

まとめ


出典:ウィキメディアコモンズ
ロシアの世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」は、ロシア帝国の栄華を誇る場所として必ず知っておきたい場所です。もし、時間に余裕のある方は、ロシアの芸術に触れる知的探索を楽しむのも、サンクトペテルブルクの旅の楽しみ方です。

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