旅行の準備

格安航空会社のメリット、デメリット

格安航空会社LCCのメリット、デメリットを知って有効利用しませんか?

 

少しでもコストを抑えたい方には、LCC(格安航空会社)を使うのも、旅の選択肢の一つですね。でも、“料金が安いLCCを使うのってちょっと怖い”という方もいらっしゃると思います。実際デメリットは、ないとはいえません。

 

今回は、LCCのメリット、デメリットについて、ご紹介いたします。

 

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LCCとは?

LCCとは、航空会社で常識だった「快適な空の旅」という考え方を一新して、過剰なサービスを排除し、コスト削減を試みたことで格安料金を実現できた航空会社のことです。LCCは、Low Cost Carrier(ローコストキャリア)の略称で、リーズナブルに目的地へ行けるのが最大の利点です。長旅なら、フルサービスキャリア(大手旅行会社JAL(日本航空)やANA(全日空))を使う方が疲れもなくおすすめです。でも、短い距離なら豪華なサービスを受けなくても、LCC(格安航空会社)を利用する方が得策かも。

 

LCCを利用しての旅は、国内線だけでなく、東南アジアやオセアニアなどの主要都市にも行くことができます。ジェットスターで、オーストラリアに行くときなどは、ビジネスクラスもあり、最近では「フルサービスキャリアとほとんど変わらない」という声も聞かれます。日本から行ける国はもちろん、旅先で乗り換えする際や旅先の移動の時での利用も使うと便利です。LCCが充実している国は、イギリスドイツです。

 

日本で就航する主なLCCといえば?

日本で就航する主なLCCといえば
Peach(ピーチ)やVanilla Air(バニラ・エア)、Skymark(スカイマーク)、Jetstar(ジェットスター)、エアアジアでしょう。

 

因みに、世界No.1は、アイルランドのRyanAir(ライアンエアー)です。米国のサウスウエスト航空、英国のイージージェット、マレーシアのエアアジアをはじめ、近年ではフルサービスキャリアの参入も見られるようになっています。

 

LCCのメリット

リーズナブルな運賃
フルサービスキャリアに比べて、運賃は2~5割もリーズナブルといわれています。各社更にローコストを目指して企業努力がなされています。

 

機材が新しい
LCCは、新しい会社が多いため、ほとんどの飛行機が新しいのもメリット。ローコストを目指すため、燃費が悪く、故障のリスクが高い古い飛行機は使わず、新しい飛行機を導入する会社も多いとか。

 

燃油サーチャージがかからないことも
燃油サーチャージが運賃に含まれる会社も多く、改めて徴収されることが少ないようです。フルサービスキャリアより、少額ですむケースもあるそうです。

 

セールなどの格安サービスが充実
LCCは、販売戦略の一つとして、激安料金でのチケット販売が行われています。人気観光地へのチケットがお値打ちになることが多く、中には運賃が安いからと小旅行を検討しようという方もいるようです。

 

片道での購入も格安
もともと、片道で販売しているのも、LCCの特徴。往復割引のメリットはないですが、もともとの設定がリーズナブルで片道がベースなので、片道だけでも割安です。

 

便がはっきりしており、旅のプランが立てやすい
自分ですべて手配しなければいけないのはデメリットですが、フライトの便名やフライトスケジュールが、チケット購入時にはっきりしているので、旅のプランが立てやすいのもメリットといえるでしょう。

 

LCCのデメリット

サービスの有料化
荷物預かりをはじめ機内食や飲み物、ブランケットの貸し出しなど、フルサービスキャリアが運賃に組み込んでいるサービスを有料もしくは廃止しています。中には座席指定まで有料という会社もあります。

 

払い戻しやキャンセルの不可
急な用事で当日乗れなくなった場合も、全額負担になる場合がほとんどです。空席で飛ぶことは負担になるので、一席でも売りたいのが本音です。これもコスト削減の一つです。

 

シートが狭い
一席でも多く席を造り、一人でも多くの人を一度に運びたいLCCは、シートピッチが狭いのもデメリット。背の高い人や体格のいい人は、窮屈に感じることも。非常口周辺は、割高になることもありますが広いです。

 

フライトキャンセルが頻繁
飛べる時間の限界まで、一本でも多くの飛行機を飛ばしたいLCCは、空港施設の利用時間を過ぎてしまい、最終便などがフライトキャンセルになることも多いのが現実です。

 

欠航したときの保証がない 上記のように時間の都合による欠航や機材の不具合などでフライトキャンセルになった場合も、フルサービスキャリアのように、翌日便への振替やホテル代、食事代など、すべて自分で手配しなくてはなりません。もちろん、かかる費用は自分持ちです。

 

空港内での利用が不便

LCCが使用する空港は、ローカル空港が多く不便な場所にあることが多いのも実情です。空港内では、フルサービスキャリアに比べて、カウンターが遠く不便な場所にあり、人件費削減のため数が少ないのもデメリット。
また、乗り継ぎで利用するとき、中継点で一度入国したり、受託手荷物を受け取ったり、再チェックインが必要になることもあり面倒な手続きを踏まなければなりません。
また、自社マイレージ・プログラムがなく、マイレージが貯まらないのも、ちょっと寂しいかも。

 

まとめ

安いのはメリットですが、安いからこそ注意しなければならない点もたくさんあります。でも、事前に知って上手く使えば、それがメリットになることも。ぜひ、リーズナブルなLCCを使ってステキな旅を満喫してください。

 

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